寒天好き

寒天を愛でよう。 古い日記を掘り起こせ。

『親指サイズの双子の妹』が、ベランダの窓際で飼い犬の一匹と
遠い半月を眺めている。


淡い湿度の濃い桃色のため息を吐きながら
「セツナイワネ。セツナイワネ」と繰り返し。


冬の空は都会のガスも吹き飛ばし、私の居場所さえも曖昧にしてくれる。


こんな夜は雪が降れば良いのに。


 

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