寒天好き

寒天を愛でよう。 古い日記を掘り起こせ。

発熱のからだのほてりは、酒に酔ったときのそれと似ているのだろうか。


甘えた声で電話をしてやさしくされれば、よけいにさみしさを自覚した。 



風呂上りの息子がさむいさむいとやってきた。

ほらおいで、とあたたまった蒲団のなかへ招き入れる。ほどなくして彼はすやすやと寝入ってしまった。



あたたかなほそい肉をやわやらく抱いてわたしは落ち着く。 


性欲とは生殖の交わりを指し示すのみにあらず、広義には肌の触れ合うことである、ということをダーウィンの本かなにかで読んだ記憶がある。
わたしのおとなの男への性欲はちいさな男で日々満たされてしまう。
獣のような交わりを望む一方、さむさに身を寄せ合う兎のようなふれあいもわたしはおとなの男へ求めてはいるのだ。 



ままならないのだ、この世のすべては。 




今度は本当に酒を飲んでみた。

どちらの理由でからだがほてってきているのか、いよいよわからなくなる。 


 

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